チャールズ1世


ステュアート朝 チャールズ1世(1600-1649  在位 :1625-1649) 
シリング銀貨 30mm 5.16g ロンドン塔ミント 1643-1644年製

■ピューリタン革命(1641-1649)
 王権神授説を主張し、王による絶対主義体制をとろうとするチャールズ1世。これに対して議会は「権利の請願」を出し、議会と国民の権利を尊重せよと要求した。国王は議会を解散し、専制政治を断行した。こうして国王と議会は対立し、ついには内乱状態になった。議会派は市民層で、ピューリタン(清教徒)が多かった。戦闘において議会派の中心となったのが、クロムウェルである。結果は議会派の勝利で、国王は処刑された。世界で最初の市民革命である。 

 上のコインの発行は、ピューリタン革命の戦乱最中であるが、この1643-1644年という時期は、まだ国王軍が優勢だったころである。

■チャールズ1世の肖像
「狩り場のチャールズ1世像」ヴァン・ダイク作
■オリバー・クロムウェルの肖像
■チャールズ1世の処刑(1649年)を描いた銅版画
上の版画の中央部の拡大
 Aの文字が見える。その下が首を切られたチャールズ1世の死体である。首からは血が噴出している。その上の人物が手にしているのは斧。これで首を切断した。その首を左の人物が手に取り、衆目にさらしている。
 死刑執行人の2人は黒い覆面をしている。恨みをかって復讐されないように。

 この処刑の際、見物人からはどよめきが起きたらしい。「あ〜あ、とうとうやってしまった・・・ここまでしなくてもいいのに。」という意味で。


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