ルイ14世 


ルイ14世(1638−1715 :在位1643−1715年)  フランス ブルボン王朝
エキュ銀貨 42mm 27.1g 1701年 パリ発行 古いコインへのオーバーストラック

下画像:ルイ14世が建設したベルサイユ宮殿(鏡の間)
■朕は国家なり
 5才〜76才までフランス国王として君臨し、「朕は国家なり」の言葉のように、フランス絶対王制を確立した。
 幼少期には宰相のマザランが補佐したが、マザランの死後は宰相を置かずに親政を執った。重商主義者のコルベールを重用し、中央集権化を進めながら、積極的な対外政策を行った。
 王の治世により、フランス国力が大きく高まったのは確かである。
■ベルサイユ宮殿の建設 
 絢爛豪華なベルサイユ宮殿を建設したことから、浪費家で遊興にふける王かと思いきや、ルイ14世は「官僚王」と呼ばれるほど、非常に政務に精励な国王だった。ただし、その晩年には、長年の対外戦争により国家財政は悪化し、民衆も重税に苦しんだ。
 
■ルイ14世の肖像画 
コインの肖像
■ルイ14世63歳
 左の肖像画は、ルーブル美術館所蔵で、肖像画家リゴーにより描かれた。1701年の作品である。
 
 コインの年代に注目しよう。これまた1701年である。もっとも、コインの肖像はこの年よりずっと前に図案化され、刻印され続けたものではある。

 1701年とは、ルイ14世が
63歳の時の姿である。

■脚線美?
 63歳で白タイツはいかがなものか? と思ってしまうが、当時、ズボンというのは、労働者・下賤の者の服装であった。貴族がはくのは、足にぴったりとフィットするタイツである。
 王の特技はバレエであった。ルイ14世は「太陽王」とも呼ばれる。これには、「絶対君主」という意味合いもあるのだろうが、もともとは、バレエにおいて王自身が「太陽神」を演じたことから呼ばれるようになったらしい。 王は63歳となっても、白タイツで脚線美を誇る。日頃からハイヒールを愛用し、脚線美を維持していたそうだ。
 
■ルイ14世の身長は?
 上の肖像画を見れば、威風堂々としたいかにも絶対君主という風貌である。しかし、実際の身長は160cm程度しかなかったそうだ。ハイヒールを履いているのは、脚線美を保つためと、もう一点重要な目的がある。身長のかさ上げである。
 この時代は、かつらをつけるのが流行していた。ルイ14世もボリューム満点の上に盛り上がったかつらをつけている。これも、背を高くし威厳をつけるための道具である。

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