双子座  カストルとポルックス 

■ディオスクロイ
 カストルとポリュデウケス(ラテン語ではポルックス)がゼウスの双子「ディオスクロイ」と呼ばれる。黄道12星座の一つ「双子座」はこの二人のことで、星座のα星・β星は、それぞれカストル・ポルックスと名付けられている。ポルックスは、ポリュデウケス(ギリシャ語)のラテン語読みである。

■バクトリアのコイン
左のコインは、ギリシャのはるか東方、現在のアフガニスタンあたりのバクトリア王国のものである。ギリシャ神話のディオスクロイの騎馬像である。本家ギリシャと若干異なるのは、なつめ椰子の枝を持つところである。この点がオリエンタルである。
 参照:本サイト内 
 →バクトリア〜インド・グリーク朝


■上の星図は双子座である。α星のカストルは、連星である。なんと6重連星になっているらしい。
バクトリア エウクラティデスT世  
171−135BC 

棗(なつめ)椰子の枝葉と槍を持つディオスクロイ(ゼウスの双子)騎馬像


■白鳥(ゼウス)とレダ
 左の絵は、レオナルド・ダ・ビンチの絵画の模写である。本物は現存しない。
 絶世の美女レダと白鳥がいる。白鳥はゼウスが変身したものである。その後、レダが出産したのは、なんと卵である。レダは2つの卵を産んだ。絵の左下の部分がそれで、一つの卵から2人ずつの子が産まれた。計4人の兄弟姉妹となる。

■4人の兄弟姉妹
 ヘレネとポリュデウケス(ポルックス)が一つの卵から、カストルとクリュタイムネストラがもう一つの卵から生まれた。ヘレネはトロイヤ戦争の原因となった美女である。カストルとポリュデウケス(ポルックス)は、勇者として名を馳せる。クリュタイムネストラは、トロイヤ戦争の大将アガメムノンの后である。カストルとポルックスは、双子とされながらも、厳密には生まれた卵は異なる。

■双子の英雄
 カストルは馬術の名手で、ポルックスは拳闘(ボクシング)の名手であった。ヘラクレスやオルフェウスとともに、アルゴ船の冒険でも活躍した。



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