アテナ神のフクロウは意外と小さい

アッティカ アテナイ テトラドラクマ銀貨   BC420〜404年 
17.1g 23.3mm  ふくろう頭に大きなテストカットあり
表:兜をかぶったアテナ神 裏:ふくろう 文字銘:ΑΘΕ

■知性の象徴・フクロウ
 アテナ神の使いがフクロウである。フクロウはアテナのアトリビュートであり、知性の象徴である。アッティカのコインにはこのフクロウが刻印されている。ギリシャ神話のアテナ神は、ローマではミネルヴァと同一視されるので、ミネルヴァのアトリビュートもフクロウとなる。こうして、ヨーロッパでは「フクロウ=知性」「森の賢者」というイメージが定着する。


■日本のフクロウ 
 日本全域に棲息するフクロウは、学名は「Strix uralensis」という。「ウラルのフクロウ」という意味で、ユーラシア北部に分布する。

■ギリシャのフクロウ
 ギリシャを含むヨーロッパのフクロウは、コキンメフクロウである。学名は「Athene noctua」という。Atheneというのは、もちろんアテナ神である。

コキンメフクロウ
(ギリシャ)

Athene noctua
体長:20〜25cm
フクロウ(日本)Strix uralensis 体長:50cm 
■ギリシャのフクロウは意外と小さい!
 日本のフクロウは体長50cmほどで、かなり大きい。カラスぐらいの大きさがある。一方、ギリシャ・ヨーロッパのフクロウ(コキンメフクロウ)の体長は、20〜25cm程度である。ムクドリ程度の大きさだ。我々日本人のイメージするフクロウよりはるかに小さい。
 このことに初めて気付いたのは、実物を見たからである。神戸花鳥園を訪れ、コキンメフクロウとその解説文を読んで、「これがあのアッティカコインのフクロウか!小さいなあ!」とちょっとしたショックを受けた。これまでのイメージが覆されたのだった。

 上の画像は、ともに富士国際花鳥園のHPから拝借した。
 
 
→リンク  神戸花鳥園HP
→リンク  富士国際花鳥園HP

■「フクロウ=知」のイメージの延長
 ちなみに、映画「ハリーポッター」に登場するシロフクロウは、シベリアなどの北極圏に棲息する。体長は60cmにまでなる。



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