秋の星座物語 英雄ペルセウス 

■剣とメドゥーサの首を持つペルセウスと
  横たわるメドゥーサの死体

ポントス王国 銅貨  
アミソス(トルコ北部の黒海沿岸都市)発行 

ミトラダテス6世の発行 : 85~65BC頃製  
31mm  19.37 g

この貨幣の表は、ヘルメットを被ったアテナ神

 → リンク: ポントス王国 ミトリダテス6世
■ペルセウスのメドゥーサ退治
 見る者を石にしてしまう怪物メドゥーサを退治したのが、英雄ペルセウスである。ペルセウスは、メドゥーサを直接見ないように、磨き上げた盾に姿を映しながら近寄る。そして、見事にその首をはねた。その時に飛び散った血からは、天馬ペガソスが生まれた。
 このメドゥーサ退治を描いたのが、上の「ポントス王国の銅貨」である。
■天馬ペガソス

ギリシャ西部アカルナニア レウカス発行(コリントの植民都市) 
435-380BC頃   ステーター銀貨 20mm 8.37g

 → リンク: 天馬ペガソス

 → リンク: コリントの植民都市
■アンドロメダの危機
 エチオピアの王がケフェウス、王妃がカシオペヤであった。二人の娘が美しいアンドロメダであった。カシオペヤは、「娘のアンドロメダは、海のニンフよりも美しい」と言ってしまう。それが海の神ポセイドンの怒りを買った。ポセイドンは、怪獣を解き放った。その怪獣とは化け物クジラで、これがエチオピアの海に現れ、人々に甚大な被害を与える。解決するには、アンドロメダをこの化け物クジラの生け贄にするしかない。アンドロメダは海岸の岩に鎖で繋がれた。いよいよ化け物クジラが現れ、襲いかかろうとするその瞬間、天から何者かが降りてきた。

 それは、メドゥーサ退治をし、天馬ペガソスに乗って帰路途中のペルセウスであった。ペルセウスは目の前の美女を救うべく、化け物クジラに立ち向かった。袋の中からメドゥーサの首を差し出すと、さしもの化け物クジラも石になって沈んでいった。
 この後、英雄ペルセウスはアンドロメダと結婚した。

■アンニバーレ・カラッチ(バロック期のイタリア画家)の絵画から
■秋の星座  このギリシャ神話の登場人物が全て、秋の星座として同時に見える。

 カシオペヤ座は、北極星を探す基準にもなるように、北の空で地平線(水平線)に沈むことはない。これは、海に降りて休むことを海神ポセイドンが許さないからという理由付けである。

 アンドロメダ座は、アンドロメダ銀河が有名。230万光年先の銀河を肉眼で見ることができる。つまり、230万年前に発光し、それを今我々が見ている。地球上では猿人のアウストラロピテクス・アフリカヌスがいたころの光である。


 ペルセウス座のメドゥーサの首の部分に当たるのは、変光星アルゴスである。

 ペガソス胴体部の四角形が目につきやすい。ペガススの四辺形として、秋の星座の目印になっている。


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