プトレマイオス朝の巨大銅貨  アメンとゼウス  


■BC300年頃のプトレマイオス朝エジプト
 アレクサンドロス帝国は分裂し、BC306年、エジプトはプトレマイオス1世が支配する。以後ギリシャ人による統治が約300年間続く。有名なクレオパトラ(7世)は、プトレマイオス王朝末の王でローマとの関係を強めた。BC30年、オクタヴィアヌスによりエジプトはローマの属州となった。

プトレマイオス朝エジプト 銅貨  おそらくプトレマイオス2世 (285-246BC)
40.3mm  66.5g
表:ゼウス・アモン神
裏:サンダーボルトの上に2羽の鷲
銘:ΠΤΟΛΕΜΑΙΟΥ ΒΑΣΙΛΕΩΣ
非常に大型の銅貨である。重量の66.5gは、現行の500円玉9枚と5円玉1枚分に相当する。
■エジプトのアメン(アモン)神とギリシャのゼウスを同一視
 エジプトは多神教である。神々の中での最高神は、太陽神の「アメン」である。カルナック神殿はアメンに捧げた神殿である。ギリシャ神話の最高神は「ゼウス」である。支配者であるプトレマイオス朝はエジプトにギリシャの神を押しつけることはしなかった。エジプト古来の神々との融合を計った。「ゼウス」は「アメン」と同一視した。上の銅貨の神像も「ゼウス・アモン」と呼ばれている。
※フランス語ではアモンと発音



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