コインの上の文字  ギリシャ文字から

■ギリシャ文字から派生したラテン文字

■ラテン文字 〜世界最大勢力となる

 地中海の覇者ギリシャ人は、イタリア半島のエトルリアに文字を伝えた。エトルリア文字から生まれたのがラテン文字である。古代ローマのラテン語を表記する。口語ラテン語から生まれたのが、イタリア語・フランス語・スペイン語などである。これらは当然として、さらに北方のゲルマン系・ケルト系・スラブ系の諸言語の表記にもラテン文字は用いられた。こうして西ヨーロッパ全域でのアルファベットとして、ラテン文字が使用される。

 大航海時代、ポルトガル語とスペイン語が新世界に入る。続くイギリスの大躍進。こうして全世界にラテン文字は広がり、全世界のスタンダードとなった。
■ラテン文字
BC7世紀頃〜現在


 ラテン文字の創始者は、古代ローマ帝国である。世界帝国のローマは、文字で現在世界も支配している。ラテン文字は、今日の国際社会スタンダード文字であるといえる。ラテン文字圏の国は圧倒的に多い。トルコやベトナムでは、従来の文字を捨てラテン文字に移行した。

■ラテン文字以外のギリシャ文字からの派生

■アルメニア文字  404年〜現在

中世、地中海沿岸にアルメニア人が建てたキリキア・アルメニア国の銅貨。周囲の文字がアルメニア文字。

現在のアルメニア紙幣(アルメニア文字
 現在のアルメニアは、トルコの東隣で黒海とカスピ海との間に位置する。301年、古代アルメニアは世界で初めてキリスト教を国教とした。アルメニア文字は、ギリシャ文字を元にして、聖人メスロプ・マシュトツが、404年に創ったとされている。
■グルジア文字 6世紀頃?〜現在
↑現在のグルジア紙幣(グルジア文字)
 現在のグルジアは、トルコの東北で、黒海とカスピ海の間にある。北はロシアと接する。この地方は4世紀にキリスト教国となった。その後このグルジア文字が創られたようである。

■キリル文字
 10世紀前半頃〜現在
↑現在のブルガリア紙幣(キリル文字) 
 9世紀後半東方教会のキュリロスとメトディオスがギリシャ語をもとに作成したのがグラゴール文字で、それをさらに改良したのが、キリル文字である。ロシアを中心に旧ソ連の影響下にあった東欧諸国やモンゴルで用いられる。

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