2世紀頃 アーンドラ朝と西クシャトラパ

■2世紀中頃のインド
■アーンドラ朝(サータヴァーハナ朝) 
 アーンドラ朝はサータヴァーハナ朝ともいう。BC3世紀頃にはインド中部で小王国を形成していたが、その後マウリア朝に従属するようになった。マウリア朝の衰退により勢力を拡大し、1世紀にはデカン高原を中心とした大国となる。西クシャトラパとの交戦をくり返した。3世紀になると急激に衰える。銅貨を使用したが、下のような鉛の貨幣もある。
アーンドラ朝配下のセバカス 鉛貨幣 9.2g 24mm 
アーンドラ朝配下のムダス 鉛貨幣 17.6g 28mm

■インド西部 西クシャトラパ(ウェスタン・サトラップ)
2〜4世紀 銀 1.9g 14mm

表:王の肖像とともに文字が見える。この文字は、ギリシャ文字を真似たもので意味は成さない装飾だと思われる。ヘレニズムのなごりである。

裏:三丘シンボルとブラフミー文字銘 内容は不明

■西クシャトラパとは
 サカ王朝とも呼ばれる。クシャトパラとは英語のサトラップ(=総督)のこと。クシャトパラ(サトラップ)とは、そもそもはアケメネス朝ペルシャが各州に置いた総督を指す。1〜2世紀頃、クシャン朝はインド西部を支配していたが、その際にはこの地を治める総督を置いた。その総督(クシャトラパ)がしだいに独立していき、職名がそのまま国名になったと考えられている。デカン高原のアーンドラ朝(サータヴァーハナ朝)の西に位置し、度々交戦している。


■クシャン朝は別項にて解説


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