インド 仏陀の時代〜マウリア朝 

■釈迦の生まれた頃のインド
 
釈迦が生まれた年は分からない。諸説あって定まらない。だいたいBC500年としておこう。
 その当時のインドは、十六大国時代。国の数は16という数よりはるかに多く、その中からどの国をベスト16に入れるかは定説を見ないようである。
 ゴータマ・シッダールタ(釈迦)は、マガダ国とコーサラ国に挟まれた小国の王子に生まれた。仏陀としての布教活動もガンジス川中流域であった。

■インドの北西部はアケメネスペルシャ領
アケメネス朝ペルシャ領
タキシラ・ガンダーラ〜アフガン高原
 BC6〜BC4世紀
 
11.4g 3.8cm 
アケメネス朝ペルシャ領のインド北西部では、刻印を押した、細長い棒状の銀貨が流通した。重量は約11gで、ペルシャの単位シグロス(5.5g)の2倍になっている。2シグロス=1サマタナ。

■マガダ国(釈迦の時代の大国)

仏典に登場する王《ビンビサーラとアジャータシャトル》
 釈迦と同じ時代に生き、釈迦の教えに帰依したマガダ国王はビンビサーラであった。その子アジャータシャトルは、釈迦の敵デーヴァダッタにそそのかされて、父ビンビサーラを殺した。しかしその後、後悔から激しい頭痛におそわれた。釈迦がその頭痛を治めたことから仏教に帰依した。この2王の時、マガダ国領はおおいに拡張したとされている。
マガダ国 初期  
BC5−4世紀  
3.4g 25mm
ブッダの時代、ガンジス川中流のマガダ国で発行された貨幣。
マガダ国のシンボル、太陽、像など5つの刻印といくつかの小さな刻印が見られる。
この貨幣単位はカルシャパナ(3.4g)。 古代インドではサマタナ(11g)とカルシャパナ(3.4g)の2種の単位をもとに貨幣が発行された。


■チャンドラグプタの出現→マウリア朝

 マガダ国はライバルの強国コーサラ国を併合し、ガンジス川流域を支配する。その後クーデターにより、もとのシシュナーガ朝からナンダ朝へと政権が移る。次にチャンドラグプタが登場する。彼もまたクーデターにより、マガダ国「マウリア朝」を建てる。

■チャンドラグプタ  vs セレウコス1世
セレウコス1世 
ニカトール 
312-281BC
ドラクマ銀貨 
16mm 4.17 g
表:ライオンの頭皮をかぶったヘラクレス
裏:右手に鷲、左手に王笏を持ち玉座に座る神ゼウス 左に錨(アンカー)とA 

 BC305年頃、セレウコス1世とチャンドラグプタが対決する。セレウコス1世はアレクサンドロス帝国の後継者で、セレウコス朝の創始者である。セレウコス軍がインダス川を越えたが、チャンドラグプタのマウリア軍を前にインド占領は断念する。実際の戦闘があったかどうかは定かでない。この後セレウコス朝とは友好関係が続く。



コインINDEXへ

inserted by FC2 system