グプタ朝  インド的な仏教美術が開花

■4世紀初め頃・最盛期のグプタ朝

■純インドのグプタ

 クシャン朝はイラン系の民族であるが、グプタ朝はインド土着の王朝である。インド古来のバラモン教を国教とし、サンスクリット語を用いた。純正インド王朝であり、文化でもインドらしさが花開いた時期である。

  最盛期はチャンドラグプタ2世の治世で、西クシャトラパを征服し、デカン高原の諸王朝は臣下の礼をとったので、インドのほぼ全土を手中にした。

■チャンドラグプタ2世

 中国(東晋)の僧「法顕」がグプタ朝を訪れ、著書「仏国記」に「超日王」と記している。それがチャンドラグプタ2世である。
■チャンドラグプタ2世の貨幣
 チャンドラグプタ2世  380〜414年  銀貨 2.0g 15mm
●右画像 :ブラフミー文字銘の解読(平野伸二氏による) ※ブラフミー文字は右から左へ読む

■サカンダグプタの貨幣 ■グプタの文化
 文学では「ラーマヤーナ」「マハバーラタ」が完成、仏教美術は新しいグプタ様式が生まれた。
 グプタ仏の特徴は、薄い衣が体にぴったり張り付いたような表現である。中国の北斉仏に大きな影響を与えている。 
※左画像がグプタ様式の仏像

 仏教研究がいまだ盛んであった。また、この時代にはバラモン教から生まれたヒンドゥー教信仰がさかんになっている。


 サカンダグプタ  
 455〜480年
 銀貨 1.6g 12mm


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