アントニヌス・ピウス 


アントニヌス・ピウス帝(治世138−161年) 
デナリウス銀貨 151−152年発行
 3.13g
表銘:IMP CAESTAEL HADR ANTONINVS AVG PIVS PP
裏名:TR POT XV COSIII

■敬虔
 アントニヌス・ピウスの「ピウス」は、元老院から送られたもので「敬虔な」を意味する。彼の養子で次期皇帝のマルクス・アウレリウス・アントニヌスは哲人皇帝として有名である。この哲人皇帝の著書「自省録」では、養父アントニヌス・ピウスに対して絶大なる賛辞を送っている。敬虔で無私で穏やかな人格者であったようである。


■平穏な治世であったが後に禍根を残す
 ローマ史上最大版図を達成したトラヤヌス。トラヤヌスの後の広大な領土の全てを巡ってメンテナンスを施したハドリアヌス。アントニヌス・ピウスはハドリアヌスの養子として皇位を継いだ。その前帝のおかげで平穏な治世であり、自身はローマを離れず外征はしなかった。ただ、このことが蛮族やパルティアの勢力が伸張する原因になったという説もある。




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