アウレリアヌス


アウレリアヌス帝(治世270−275年) 
アントニニアヌス銀貨 274-275発行 
  3.9g 22mm
表銘:IMP C AVRELIANVS AVG
裏銘:CONCORDIA MILITVM


■エース登場
 アウレリアヌスが皇帝に即位したのは270年。ガリア帝国とパルミュラの独立という帝国3分裂に終止符を打つべく、軍によって皇帝に推挙された。


■アウレリアヌス城壁
 ローマにはカエサル以降、城壁がなかった。外へと向かう伸張期には必要ないが、アウレリアヌスの時代では、北イタリアにも蛮族が侵入していた。首都ローマにも城壁が必要となった。アウレリアヌスの命で大城壁の建設が始まった。完成したのは、2代あとの皇帝ブロブスの時である。

■ダキアの放棄
 アウレリアヌスは、ダキア(現ルーマニア)を放棄した。防衛のための戦力をダキアに留め置くには、無理があるからである。この地に侵入していたゴート族に対して優位に戦いを進め、十分に叩いた上で、ダキアを割譲した。これによりドナウ川防衛戦は安定した。

 
■パルミュラを滅ぼす
 271年、女王ゼノビアが支配し勢力を拡大していたパルミュラを攻撃した。ここに大戦力を投入できたのは、ガリア帝国攻略はすでに目途が立っており、ドナウ川方面も安定したからである。

 ローマ軍はパルミュラを圧倒し、都を破壊した。下の画像は、18世紀の画家ティエポロが描いた「ゼノビアを捕らえるアウレリアヌス」である。

■ガリア王国も倒して帝国再統一
 アウレリアヌスはガリアに軍を進め、あっさりと降伏させる。こうして三分されていた帝国を再統一することに成功した。

■次はササン朝・・・・
 帝国を再統一できたからには、次なる標的はササン朝ペルシャである。アウレリアヌスはその遠征に向かった。しかし、その途上部下に暗殺される。




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