カラカラ  


カラカラ帝(治世198−217年) 
デナリウス銀貨  212年発行  3.47g 18mm 
表銘:ANTONINVS PIVS AVG BRIT
裏名:P M TR P XV COSIII P P

■弟ゲタを殺す
 父セプティミウス・セウェルスの子として、弟のゲタと共同皇帝となった。兄弟は不仲で、弟のゲタは絶えず兄カラカラの暗殺を恐れていた。カラカラは、二人の母親ユリア・ドムナに頼んだ。晩餐会に兄弟を招いてほしいと。そこで和解したいという申し出に母は喜んで応じた。その席上、母の目前でカラカラは弟ゲタを殺した。弟ゲタは母の胸に抱かれて息を引き取ったという。その後、弟ゲタの側近や支持者を大量虐殺した。

■アントニヌス勅令
 212年、アントニヌス勅令を出し、ローマ市民権を全属州民に与えた。アントニヌス勅令とは、カラカラ帝の本名「マルクス・アウレリウス・セウェルス・アントニヌス」からとった。カラカラというのは外套という意味のニックネームである。
 アントニヌス勅令はローマ市民としての税の増収を見込んだもののようだが、実際には属州民税もなくなり、全体として減収となり混乱を招いた。われらローマ市民という気概も失われていく。

■カラカラ浴場
 ローマに巨大なカラカラ浴場を建設した。浴場というより総合レジャーランドであり、フィットネスジムでもある。
■最期
 パルティアへ軍を進めた際に部下に殺された。野外の陣において、カラカラは腹痛から大便をするためにしゃがんだ。そこを背後から剣で刺された。


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