トラヤヌス 偉大なる皇帝・ローマ最大版図



トラヤスヌ帝(治世98−117年) 
デナリウス銀貨 113−117年発行 3.24g 19mm
表銘:IMP TRAIANO AVG GER DAC P M TR COS VI P P
裏銘:S P Q R OPTIMO PRINCIPI

■トラヤヌス時代のローマ
■スペイン出身の皇帝
 属州、つまりイタリア以外から初めて皇帝になったのがトラヤヌスである。毅然とした対外姿勢と領土拡大・内部に対しては温情主義でローマ史上最も優れた皇帝の1人である。トラヤヌスの治世にダキアとメソポタミア・アルメニアを含めた史上最大版図に達した。

《トラヤヌス記念柱》 《トラヤヌス記念柱外面のダキア戦争図(一部)》
■ダキア戦争 
 円柱の高さは30mある。外面のレリーフは螺旋状に下から上へストーリーが進行する。トラヤヌスのダキア戦争を描いたものである。地上の人が円柱のはるか上を見上げても何が描いてあるのか分からない。せっかくの大作の意味がないと心配するが、建設当時はこの円柱の周囲に建物があり、その回廊から鑑賞したらしい。現在、円柱の上には聖ペテロ像がある。これは1588年に据えられた。建設当時は当然ながらトラヤヌス像があった。
 円柱内部は螺旋階段になっている。基部は四角柱で、内部の部屋の一番奥にはトラヤヌスの墓室がある。
 ダキア戦争のダキアとは、現ルーマニアである。トラヤヌスはドナウ川に巨大な橋を架けて北へ攻め込み、ダキアを属州にした。ルーマニアの英語表記は「Romania」。「ローマ人の国」の意味である。

■対パルティア戦  
 →サイト内
「ローマ対パルティア トラヤヌス帝〜ハドリアヌス帝」を参照
 

 



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