南宋・金

陶枕 
磁州窯  金 13世紀前期

白化粧を施し、牡丹文を鉄絵で描く。裏面には墨書が残っているが、判読できない。

小壺
吉州窯 南宋 13世紀


吉州窯の鉄絵は、磁州窯と異なり白化粧はない。磁胎そのままに絵付けをし、透明釉もごく薄い。文様は磁州窯と共通するものが多く、南北交流の証である。地紋の波文は、元青花にもあり、その関連が考えられている。



元青花 磁片
景徳鎮窯 元末期 14世紀中頃


大型の壺の一部である。龍の鱗文様は、デヴィッドファンデーションの至正11年銘の壺の様式とは異なる。それよりいくぶん時代が溯るものと思われる。元青花にしては落ち着いた淡雅な色調である。
元青花 磁片
景徳鎮窯 元末期 14世紀中頃


元代特有の黒みを帯びたイスラムからの輸入青料である。小型の薄い磁片もあるが、非常に厚い大型器物の破片と見られる物が多い。
元青花 高足杯磁片
景徳鎮窯 元末期 14世紀中頃
  
南方への輸出陶磁で、質は劣る。このような高足杯は、フィリピンからよく出土する。一部、釉裏紅の焼成ミスと思われるものもある。
元青花碗 磁片
景徳鎮窯 元末期 14世紀中頃
  
マジャパヒト王都址出土(インドネシア)
南方への輸出陶磁で、質は劣る。原型は端反りの碗。



明官窯 成化 磁片 景徳鎮「珠山官窯跡」出土 
成化年間(1465〜1487年)

五本爪の龍と宝相華唐草文を描く。この磁片の裏面・器の内壁には茶の花葉が描かれている。その右には一部しか残っていないが、菊花であろうと思われる。茶と菊はよくセットで描かれる。宝相華の縁を白抜きにする表現は、成化期に特徴的である。
明官窯 成化 磁片 景徳鎮「珠山官窯跡」出土 
成化年間(1465〜1487年)

高台内の二重圏内に大明成化年製の官窯銘。宣徳期のイスラムからの輸入青料「蘇麻離青」でなく、江西省産の青料を用い、精緻に加工して絵付けをする。淡雅な発色と薄い器胎、白い釉は、古来より高名。
明官窯 弘治  磁片 景徳鎮「珠山官窯跡」出土 
弘治年間(1488〜1505年)

豆彩の青花下絵段階のもの。線描された青花の龍文に緑彩を施して再焼成して完成品となる。龍の爪は5本。
古染付
景徳鎮窯 明末〜清初 17世紀初め

兜鉢と呼ばれる器形で、非常に薄い。牛を飄々とした筆致で描く。
古染付
景徳鎮窯 明末〜清初 17世紀初め

海底の貝をデザインしている。



花魁図 青花盤 
景徳鎮窯 清(乾隆〜嘉慶頃か)


「推理の楽しみ」 参照


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