前漢

耳杯 前漢後期 BC2〜BC1世紀頃。 

夾紵胎(きょうちょたい)に褐色と朱色の漆を施している。「夾紵」とは、「乾漆」の技法である。褐色の部分には、細い針で雲気文と幾何文を彫る。針刻はごく浅く、文様としての効果は低い。おそらく、もとは刻んだ溝に顔料を擦り込み、色彩的効果を高めていたのであろう。あるいは金を埋め込んでいたのかもしれない。雲気文には羽のような模様が見られる。これは戦国期には龍や鳥を描いたものが、しだいに簡略化し、デザイン化したものである。


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